挙動センサ

ADMA-G-PRO+車両挙動計測用GPS方式高精度慣性センサ

ADMA-G-PRO+

ADMA-G-PRO+ Version 3.0は、ドイツGeneSys社の慣性センサです。3軸のClosed Loop FOGとサーボ型加速度センサ、およびGPSユニットを内蔵、さらに長年の稼働実績に基づいたカルマン・フィルタを搭載しセンサ・フュージョンを実現、地上走行車両の挙動解析に最適の高性能・高速出力の慣性センサです。

  • 3軸の車両挙動、速度、位置情報を出力
  • 最速1kHzデータ出力
  • データ遅延 <1 ms
  • CANまたはEthernetによるデータ出力
  • 可動部のない堅牢なストラップダウン構造
  • 高精度位置情報: WASS/EGNOS-DGPSレシーバ(<1 m)、RTK2 DGPSレシーバ+DGPS基地局(2 cm) (オプション)
  • MEMSセンサ内蔵のローコストタイプもラインアップ
  • 当社データ収録システムSR-200/DR-600シリーズで収録可

設置方法や操作、初期化方法の参考動画へのリンク(GeneSys社Webサイトを開きます)

ADMA Add-on機能 DELTAオプション

先進運転システム(ADAS)関連開発用途に適した車両挙動測定用のADMAオプションです。ターゲット/ハンターの2台の走行車両それぞれに搭載した2台のADMAをWiFiで接続し、2台の車両間の相対距離他をリアルタイムでCAN出力するAdd-on機能です。

  • 2台の車両間の動的位置・慣性データ情報をADMA内部で演算しリアルタイム出力
  • 車両間 センチメータ精度の距離・相対角度・相対速度の計測 窶錀 衝突被害軽減ブレーキ (Automatic Emergency Braking) 評価などの用途
  • 精度指標(使用するADMAシステム構成に依存): 距離関係精度 2cm、速度関係精度 < 0.1 km/h、時間関係精度 0.001 ~ 0.01秒*、角度関係精度 < 0.1° (*WiFi セットアップによる タイムスタンプ精度 <1μs)
    詳細については弊社までお問い合わせください。

ADMA-SPEEDGPS速度センサ

ADMA-SPEED

ADMA-SPEEDは、ドイツGeneSys社の慣性センサを組み込んだGPS速度センサでブレーキ試験などにも利用できます。さらにオプション対応で慣性データの出力も可能です。本センサで得ることのできるすべての車両挙動データは、様々な実験で実証されたGPS慣性センサADMAで採用している技術に裏付けられたものです。

  • GPSアンテナ部と慣性センサ部を一体化し、設置作業が容易としました。
  • ブレーキ操作により発生するピッチ角補正を行います。
  • GPSのみの速度信号に比べて非常に滑らかな速度信号出力です。
  • GPS信号遅延を補正します。
  • 加速度影響によるGPS信号劣化を補正します。
  • 車両重心位置の速度演算です。
  • 実証されたカルマン・フィルタ技術によるデータ処理を行います。
  • 加減速度、速度、制動距離を、CANまたはEthernetインタフェースによりリアルタイム出力します。
  • ブレーキ信号または光電管マーカー信号入力ができます。
  • 横方向偏差を出力できます。(オプション)
  • 様々な車両挙動データを出力できます。 (加速度、速度、位置、角速度、角度(オプション))
  • 2 cm 位置精度が可能です。(オプション)
  • データ出力レート 1 kHzも可能です。 (オプション)
  • 当社データ収録システムSR-200/DR-600シリーズで収録可能です。

AOSオリエンテーションセンサ

AOS

建機などの産業車両に取り付けて、振動や衝撃、温度変化のある環境下でも傾きを検出するローコストセンサです。X / Y / Z軸の、角度、加速度、角速度をCAN (最適データ更新レート100 Hz、加速度は重力影響を補正して出力)で出力します。

AOS概要

  • 駆動電源 6~32V DC、動作周囲温度範囲 -40℃~+85℃
  • Φ60 x 22D mm(コネクタ部除く)、保護等級IP67
  • CAN出力(CANopenプロトコル)

応用例

適した用途

  • 動的で振動や加速度などの発生している環境での角度計測
  • 実環境での車両振動計測

適していない用途

  • 安全性を重視する用途
  • 静的・動的環境下で極めて高精度を求める角度計測
  • 地磁気の検出ができない・できにくい環境での使用(地球表面に対して垂直軸の角度検出に地磁気を参照しているため、起動時のデータがシフトするとか、正確な出力まで時間がかかることが発生します。)
  • 旋回運動時の姿勢角取得