詳細｜ソリューション

1. 産業用車両の耐久実験

建設機械・農業機械

お客様のニーズ・課題

建機や農機などの産業用車両の耐久実験においては、主として路面やパワートレインから車両そのものが受ける応力負荷だけでなく、車両に取り付けられたクレーンブームやバケットなど、様々な作業機械が受ける応力負荷も同時に計測する必要があります。そのために実験車両には多数のひずみゲージが必要となります。

弊社製品が解決

弊社のデータ収録システムは、300chを超える多数の動ひずみ計測を、車載でのデータ収録も可能とするため、最小のサイズで（64chをA4サイズ）提供します。
動ひずみ入力64chで7セット448chの同時収録が可能です。
20kHzサンプリングで64ch、2kHzサンプリングで448chの動ひずみ計測が可能で高速現象にも追従します。
各システムが広域に分散配置でき、大型の車両でも多数のひずみゲージをブロックごとにまとめ、ゲージ線の長さを最短に効率よく接続できます。
動ひずみ入力モジュールは、同サイズのアンプ内蔵圧電型センサ入力モジュールとの混在も可能で、応力と振動の同時計測に対応できます。

製品のご提案

DR-910シリーズ

動ひずみ／電圧、アンプ内蔵圧電型センサ、熱電対、周波数/カウンタ、CANなどの豊富な入力モジュール
2.56MB/s (20kHz サンプリングで64ch 収録相当) の高スループットでWindows PCに収録
64ch A4 サイズの一体型ブリッジボックスとの組み合わせで車載動ひずみ計測時の省スペース化が可能
アンプ内蔵圧電型加速度センサ計測では72ch を A4 サイズの筐体に収容可能
設定・モニター・収録プログラムおよび波形表示・解析Windows PC 用プログラム標準付属
最大7セット同期収録に対応
最長40m 内に複数台分散してユニットを配置した広域分散同期記録可能

DR-910シリーズ詳細ページ

2. テストコースにおける移動車両データ計測

自動車・オートバイ

お客様のニーズ・課題

テストコースで走行している実験車両のデータモニターとデータ保存を地上で行うことで、テストドライバはデータ収録操作から解放され、負担の軽減とともに安全に実験を行うことができます。

弊社製品が解決

弊社のデータ収録システムは、LAN／Eternetポートを備え、無線LAN WiFiルーターに接続できます。
WiFiルーターをテストコースに複数台設置することで、広域の無線ネットワークを構築することができます。
アンプユニットの選択で、必要最小サイズと重量で多チャネル多用途入力が構築でき、乗用車だけでなく、四輪オフロード車や二輪車など使用環境条件の厳しい車両にも搭載できます。

製品のご提案

SR-200シリーズ

動ひずみ／電圧、アンプ内蔵圧電型センサ／電圧、MEMSセンサ、周波数／カウンタ、CANに対応
熱電対入力に対応したCAN出力アンプユニットを用いて多チャネル温度計測にも対応
メモリーカードへのデータ保存、またはWindows PCへのデータ保存の選択
設定・モニター・収録プログラムおよび波形表示・解析Windows PC 用プログラム標準付属

SR-200シリーズ詳細ページ

3. 自動運転・ADAS開発における各種センサ評価

自動車

お客様のニーズ・課題

自動運転・ADAS開発段階のカメラやレーダなどの車両搭載センサ評価においては、テスト車両そのものの挙動や位置の把握だけでなく、他の車両や道路上の自転車や歩行者など交通弱者との相対的位置や速度などのデータを、正確に把握することが必要です。

弊社製品が解決

弊社ご紹介のGNSSジャイロセンサは、1対多の車両間挙動や対交通弱者との相対挙動の把握を高い精度で可能にします。
データ出力までの遅延時間が1ms以下で、早い現象にも追従できます。

製品のご提案

ドイツGeneSys社 ADAMAシリーズ

3軸の車両挙動、速度、位置情報を出力
最速1kHz データ出力、データ遅延 < 1 ms
CAN またはEthernet によるデータ出力
可動部のない堅牢なストラップダウン構造
内蔵センサの組み合わせで選択できる機種ラインアップ
センチメートル級高精度位置情報　RTK対応
自車とターゲット車の相対挙動をリアルタイム計算してデータ出力するDELTA機能

ドイツGeneSys社 ADAMAシリーズ詳細ページ

4. 地上気象観測における分散計測・製品の対候性長期試験

気象

お客様のニーズ・課題

地上気象観測では、気温、湿度、風向、風速、降水量、日射量などの多くの現象に対応した出力を持つ様々なセンサが用いられ、その信号を長期間にわたって収録することが求められます。

弊社製品が解決

弊社のシグナルコンディショナは、ユニットの選択で様々な信号入力に対応できます。
出力は分散配置を可能とするノイズに強い差動伝送ディジタル信号です。
複数チャネルの入力に対応することでシステムの小型化を図ることができます。

製品のご提案

CUシリーズ

電圧、温度、パルス、4-20mA、シリアルなどの豊富な入力に対応
出力は伝送ノイズに強い分散配置を実現するCAN（Controller Area Network）
各ユニットのCAN出力を統合し、Ethernetに変換するユニットもラインアップ（Ethernetに変換することでルーターと接続できインターネットへの接続も可能）

CUシリーズ詳細ページ

5. ポンプ、モーター、シリンダ各部の油圧を車両の制御信号と同時にモニター

建設機械・農業用機械

お客様のニーズ・課題

多くの場合、車両制御信号はCAN（Controller Area Network）で流れています。一方油圧を測る圧力センサはアナログ信号で出力されるため、増幅器に接続し、その信号をCANに変換することで、車両信号と同時にモニターしないといけないため余計な装置が必要です。

弊社製品が解決

圧力信号をセンサ内部で直接CAN信号に変換するので、アナログ信号をCAN信号に変換するための余計な装置が不要です。

製品のご提案

M01-CANシリーズ

油圧計測に適した高圧対応、 > 800bar
ワイドな媒体温度範囲、-40℃から+125℃
CANインタフェースは、CANopen/J1939から選択

M01-CANシリーズ詳細ページ

6. モータースポーツにおける車両のシャシーコントロール目的でサスペンションの直線変位量を測定

オートバイ

お客様のニーズ・課題

高振動環境や高温などの劣悪な環境でも安定して使用できるセンサが求められます。

弊社製品が解決

動作温度範囲-40℃から+125℃、保護等級IP68/IP69K

製品のご提案

MHLシリーズ

非接触ホール素子センサで高耐久性
様々な形状やマウント方式のセンサをラインアップ
計測長5mmから300mm

MHLシリーズ詳細ページ

7. 保線業務における線路点検

鉄道（保線）

お客様のニーズ・課題

道床やまくらぎ交換後の線路点検、軌道狂いの計測は、作業後の列車運行安全確保のために重要な作業で、限られた作業時間の中でも、迅速に、確実に実施されることが求められます。
また、作業者にかかる負担を減らすことも乗り越えるべき課題です。

弊社製品が解決

弊社の手押し式軌道検測装置は、高性能ジャイロセンサを用いることで、大幅な軽量化（従来品の1/3）と高い再現性を実現しています。
従来の軌道検測装置では必須であった「操作者によるゼロ点校正」は、測定装置自体、わずか５秒で自動的に実施するため不要です。操作者のスキルに依存するゼロ点入力の心配はありません。
軽量化とケーブル接続不要の組み立て/分解の容易さで、作業着手から撤収までに発生する準備作業時間を5分以下と大幅に軽減しました。
ハードウェア、帳票出力機能など、拡張性に優れています。

製品のご提案

LR-Sシリーズ

軌道狂い7項目（左右高低、左右通り、軌間、水準、平面性）に対応
高精度・優れた再現性
小型・軽量（13.4kg ～）
新機構の逸走防止ブレーキ
タブレットPCによる対話形式操作
ゼロ調整が簡単（自動ゼロ調整）
分岐器検査にも対応
精度（再現性0.15mmから0.7mm）により価格帯の異なるモデルをラインアップ
rtk-GNSS対応で線形データ計測にも対応可能
リプレイモード、測定後、開始地点にバックする際、ジャスト位置の測定値を表示

LR-Sシリーズ詳細ページ

8. マルタイ施工作業直後の線路点検

鉄道（保線）

お客様のニーズ・課題

マルタイ施工作業では、しばしば安全に注意しながら車体の直後で、軌間や水準を確認することがあります。夜間での作業ということもあり、限られた時間で、軌間ゲージの値を読み取り野帳に記録することは労力を要する作業となります。

弊社製品が解決

弊社の軌間・水準ゲージはディジタル方式で、測定線路部に振動が伝わっている悪条件下でも平均化された測定データを記録できます。
本体でのデータ表示も可能ですが、スマートフォンに測定データの表示と保存を行うことができます。使い慣れたスマートフォンがご利用いただけ、夜間でもカラー表示でみやすく、しかも野帳に転記するという手間から解放されます。
スマートフォンのメール機能を使用することで、作業後すぐに事務所のPCに測定結果を送信できます。